2022/07/03 20:00

引き算の美容のエッセンス、なくてはならないサポーターが「ヘナ」。
定期的にヘナでケアをすることで、
白髪を染めたり、健康な髪と頭皮を取り戻したりと、
さまざまな効果を得ることができます。

この記事では、ヘナによるケアをはじめるために必要なことを徹底解説!
はじめてヘナを使う前に、ぜひお読みください。

とはいえ、個人的な感覚としては、
粉/お湯の分量、塗った後に置いておく時間など、
最低限の決まり事を守っていれば、意外と効果は得られるものです。

以下で紹介するのは、一つのスタンダードです。

最初から「完璧」を目指すのではなく、
ご自分なりの「ヘナの塗り方」を試行錯誤しながら見つけてみてください。


1 必要なものを準備しよう

まずは必要なものを準備します。

①ヘナの粉
 
これは、私たちの販売しているヘナのなかで、いちばん基本的なもの。
このあとは、この商品を使うことを前提にして説明していきますが、
「レッド」「ブロンド」、他社の商品をお使いいただいても結構です。
自分にあったもの、自分が使いたい「ヘナ」を使いましょう。

自分の髪の長さに合わせて、必要な分量の「ヘナの粉」を準備します。

②ぬるま湯
ヘナの粉を溶くためのぬるま湯を準備します。
お風呂と同じくらいの温度のお湯(42℃前後)を使うと、混ざりやすく感じます。

【分量の目安】*eco vedaオーガニックハーバルヘアカラー オレンジの場合
                  ヘナの粉    ぬるま湯
ショートヘア(耳が隠れる程度)    25g                     100ml
ミディアムヘア(肩にかかる程度)    50g                     200ml
セミロングヘア(肩〜胸のあたりまで) 75g                     300ml
ロングヘア(胸より下)         100g                    400ml

なお、分量はあくまでも目安です!
特にeco vedaのヘナは天然100%のため、季節/気候の影響を受けやすいのか、
同じ分量を使っても、出来上がりの柔らかさが違うことがあります。
上記を目安にしながら”今日の自分にちょうどいい量”を見つけていきましょう。

③ヘナを溶くボウル
④泡立て器

ヘナの粉とぬるま湯を混ぜ合わせて溶くために使います。

ボウルは「プラスティック製」「ガラス製」がおすすめ。
金属製のボウルは、使用しないでください。
金属と植物のヘナが化学反応を起こし、色が変色してしまいます。

泡立て器は”100均”で売っているもので十分ですが、
少し小さめのものが使いやすくておすすめです。



*(参考)写真で使っているもの
 ボウルはこちら
 泡立て器はこちら

⑤汚れてもいいタオル
⑥キッチンペーパー

ヘナを塗った後、髪に浸透させる際に使います。
事前に準備しておきましょう。

ここまでは必須のものですが、
以下、あると便利なものもご紹介します!

【あると便利なグッズ】
⑦ビニールの手袋
 溶いたあとのヘナは、手で塗るのがおすすめ(塗りムラが少なくなります)。
 ただ、直に触ると手にオレンジ色の色素がつくので、
 気になる方は「ビニールの手袋」をご準備ください。


⑧はけ
いちばん塗りづらいのは「生え際」の部分。
生え際を塗るときは「はけ」を使うと便利です。
ないときな、未使用の「歯ブラシ」でも代用可能です。


⑨カラークロス
「服にヘナがつくのは嫌だ!」という方は、
カラークロスを使うのがおすすめです。


⑩床に敷くもの
「ヘナが垂れて汚れるのは嫌だ!」という方は、
床に何か敷物をするのがおすすめです。
我が家では「レジャーシート」を使っています。


2 パッチテストをやってみよう

パッチテストは、耳の後や腕の内側など目立たない場所で行います。

①パッチテストをやる場所を清潔にします
②使いたいヘナの粉を少量ぬるま湯で溶き、
 溶いたヘナを綿棒で10円玉くらいの大きさに塗ります
③自然乾燥させ、そのまま触れずに2日間(48時間)置いてください



塗った直後や2日間(48時間)の間に、かゆみ、はれ等の異常を感じたら
直ちに洗い落として染毛することをおやめください。

なお、塗った箇所が赤オレンジ系の色に染着しますが、
日にちが経てばしだいに落ちていきます。

3 ヘナの準備をしよう

さて、いよいよヘナを塗る準備をはじめます。

プラスチックまたはガラス製の容器に、分量のヘナの粉を入れます。
 固まりがあるときは、つぶして液状にします

②分量に応じたぬるま湯を用意します。


【分量の目安】*eco vedaオーガニックハーバルヘアカラー オレンジの場合
                  ヘナの粉    ぬるま湯
ショートヘア(耳が隠れる程度)    25g                     100ml
ミディアムヘア(肩にかかる程度)    50g                     200ml
セミロングヘア(肩〜胸のあたりまで) 75g                     300ml
ロングヘア(胸より下)         100g                    400ml

大切なことなのでくり返すと、分量はあくまでも目安です!
特にeco vedaのヘナは天然100%のため、季節/気候の影響を受けやすいのか、
同じ分量を使っても、出来上がりの柔らかさが違うことがあります。
少しずつ加えながら調整していきましょう。

ぬるま湯を、全体に行き渡るように加え、泡立て器を使って溶いていきます。

 *粉の量が多いときは、大きめの泡立て器を使用するほど早く溶くことができます。


④マヨネーズよりも、少しやわらかいくらいになったら出来上がりです。




4 ヘナを塗ろう

①手にヘナを適量、取ります



頭の前方から直接頭皮に軽くもみ込むように塗っていきます 



*基本的に事前のシャンプーは不要です。
 ただし、よほどカチカチに固めている場合は、さっと洗い流してから使っても良いかもしれません。
 (そのあたりはお好みで♪)

少しずつ頭頂部に移ります
 片手で髪を持ち上げたら、もう一方の手で頭皮や髪の根本にヘナを塗ります。
 圧力をかけるのではなく、髪を洗う時のような感じで塗ります。

側頭部を塗っていきます
 ヘナをつけた手で、髪を下から上に持ち上げるように、かき上げるように塗っていきます。 
 *利き手と反対側、あるいは白髪が多いほうから塗るのがおすすめです。



片側が終わったら、もう一方を塗っていきます
 (これまでと同じような要領で塗っていきましょう)

⑥続いて、後頭部を塗っていきます
 片側から、下から上へと塗っていきましょう。


⑦毛先を塗っていきます
 *髪が長い人は、ヘナのボウルに毛先をつけて、そこから手で延ばすと楽に塗れます



塗り終わったら、髪の毛を頭の上で丸めて固定します
このとき、クリップ型のピンを使うと便利です。

ハケを使って額やこめかみの生え際を塗ります


*写真では、思い切り皮膚についていますが、急に肌がオレンジに染まることはないので、ご心配なく。
 気になる方は、塗り終わった後に、拭き取るとよいでしょう。

額や生え際にペーパータオルをつけて、ヘナがたれるのを防ぎます
 このひと手間で、生え際の染着がよくなります。


5 時間を置いてから、洗い流そう

汚れてもよいタオルを使用して、ターバンのように巻きます

②この状態で1時間置きます

 *ラップを巻いたり、ビニールキャップをかぶったりすると、

  蒸れてかゆくなることがあるのでご注意ください


ここまで準備して、塗った方だけが味わえる

ヘナがゆっくり、じっくりと浸透する贅沢な時間です。


ヘナには抗酸化作用があると言われています。


塗った後、どんな感覚があるでしょうか?

ヘナが浸透する感覚を味わいながら、ゆったりとお過ごしください。


なお、私は、タオルの上からさらにストールを巻いて、

オンライン会議に出たり、買い物に出かけたりすることもあります♪


③お湯で十分に洗い流してから、シャンプーをつけてすばやく洗い、

 さらにお湯でよく洗い流します


シャンプーは「マヘンディシャンプーH」がおすすめです


ドライヤーで髪を乾かします
 この段階になると、手触りが良くなっていることを実感できるはずですよ!


以上です。

おわりに

個人的な感覚ですが、
ヘナ塗りは、そんなに厳密にやらなくても大丈夫!
適当にやっても、意外と効果はあるものですよ。

「正しく」「しっかり」よりも、
「自分の感覚」に目を向けてみてくださいね。

ただし、化学薬品に比べると効果が出るのがゆっくりです。
「効果が出ない!」と思っても、気長に、最低4回(できれば週に1回/1ヶ月)は続けてみてください。

疑問点がありましたら、お気軽にお尋ねください(^ ^)
kami.henna.llc@gmail.com